この度、サントリーが国産ぶどうで生産した「日本ワイン」をアジアへ輸出開始するそうです。
手始めとしての主な販売先は、高級和食レストランとのこと。

人間という種は、つくづくお酒が好きなのだと思います。古くから欧州などではワインやビール、日本はお米を原料としたどぶろくや日本酒、アフリカでは例えばバナナ酒、熱帯地域ではヤシ酒など、とにかくそこにある植物から醸したお酒を飲んでいます。

Suntory_Wine

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日本で近代的なワイン作りが開始されたのは明治時代から。洋行帰りの、あの大久保利通が西欧化の一環としてワイン製造を奨励しました。ちなみに、その後に初めて設立された民間のワイン会社、「大日本山梨葡萄酒会社」が、現代の「メルシャン」社です。

蒸留するウイスキーや、発酵時に様々なものを加えて味を調整できるビールと異なり、ワインは畑でできたブドウの味がそのままワインの味に大きく影響します。ワイン向けのブドウの品質自体が上がらなければワインの味も上がらないわけで、国際的に人気の出てきた国産ウイスキーやビール(スーパードライは特に人気の様ですね)とは異なり、国産ワインの海外進出はなかなか難しいのではないかと思っておりましたが、気づかないうちに最近では日本のワインの品質が国際的にも認められつつあるそうです。

これは何よりも日本のワイン醸造家達の長年の努力の結晶だといえるでしょう。2003年から山梨主催で開催している、国産ワインコンクールも一役かっているといいます。

日本のワインは、科学的なことはよく解りませんが、どうも海外のワインがケンカする、お酢や醤油、生魚といった食品との相性が良いようです。細長い日本の北海道から九州までと、ワインを作れる産地が広いことも、将来的な発展に有利かもしれません。
家庭でも、美味しい国産ワインと手づくり和食のマリアージュを気軽に楽しんでみたいですね。