10月31日にシナイ半島に墜落したロシアのチャーター旅客機の事故ですが、なかなか墜落原因の究明に苦労がある様子です。墜落現場がイスラエルにも近いシナイ半島ということもあり、当初は機内への爆発物持ち込みなどによるテロも疑われましたが、墜落現場や爆発時の様子の調査から、現在のところその証拠は挙がっていない様子です。

墜落機が発着したシャルム・エル・シェイクといえば、有名なオーシャンリゾート地です。近代になってから、戦争や紛争によって2度イスラエルに占領されて、2度エジプトに返還された歴史があります。2度目の返還の契機は1982年のエジプトとイスラエルの平和条約締結で、イスラエルはシナイ半島全てをエジプトに譲りました。実はたシャルム・エル・シェイクは、この返還前にイスラエルが何もない漁村に開発した高級リゾート地なのです。シナイ半島の海沿いには、こういったリゾート地が幾つか存在していて、中東やヨーロッパ各地からのリゾート客を集めています。

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今回の事故機に搭乗していたのは、おそらく主にはシャルム・エル・シェイクでのバカンスを終えてロシアに帰国するリソーと客だったのではないでしょうか。犠牲者の家族が嘆き悲しむ様子も報道されていて、こちらまでとても悲しくなってしまいます。

よく、”飛行機は事故の確率からいえば最も安全な乗り物”だと耳にしますが、怖いのは実際墜落事故が起きてしまった場合には生還率が低いことと、対応はパイロット任せで乗客の自分は何もできず、何も解らないことです。もしも自分自身が飛行機事故に遭遇するとしたら、例えばいきなりの空中爆発などで何も分らないうちに死んでしまうのも嫌だと思うのですが、自分の家族や友人が事故に巻き込まれて助からないとしたら、なるべく怖い思いや痛い思いはしないで欲しい、と思います。今回の悲しい事故も、どうやら一瞬で機体が空中分解したらしいと分析されていて、それが犠牲者や、縁ある方々のせめてもの救いになればと思います。