EPA(米環境保護局)が、フォルクスワーゲンの不正ソフト問題について、新たにアメリカで販売されたアウディやポルシェ車からも排ガス不正が見つかった、と発表しました。対象は、ポルシェ“カイエン”(VWのトゥアレグの兄弟車で、エンジンは主にVWが開発しています)、アウディ“A6クワトロ”、“A7クワトロ”、“A8”、“A8L”、“Q5”とのことでした。これらの車種では、NOx(窒素酸化物)の排出が、米国基準の9倍に達するとのことです。
アウディもポルシェも、VWグループに属する高級ブランドで、日本でも人気があります。
販売しているモデルの中には、とても一般庶民には手が出しにくい価格の超高級車もありますので、憧れの思いを持っていた車好きの人も多くいたのではないでしょうか。あのアウディが、あのポルシェまでが、と、このニュースをショックと共に受け止めたのではないかと思います。自動車の新技術開発の歴史において、素晴らしい技術力で次々と課題を克服してきた、あのポルシェが、環境規制というハードルを、技術ではなくソフトの不正プログラミングで乗り越えたとは、あまり信じたくないニュースです。

VW

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アウディもポルシェも、いわばVWに買われた会社です。特にポルシェは、ポルシェ側がVWを買収するのではないかと言われていたところが、最後になってまさかの大逆転、といった流れで、逆にポルシェがVWの傘下に入ったという経緯があります。アウディも、あのエンブレムが表す通りに、4つの会社が集まって出来た伝統のあるメーカーです。
VWから独立したままの状態であれば、果たしてあのポルシェやアウディに、この様なスキャンダルが起こったのでしょうか?
ドイツの誇る名ブランドをスキャンダルに巻き込んだといいう意味でも、VWの罪は重いと思います。