今秋の発表が長く噂されていた4代目プリウスですが、10月9日(日本時間)にアメリカで初のお披露目がされました。
ボディ形状は初代からの三角垂をうけついでいるものの、最近のトヨタ車に多い“キーンルック”風の強気な顔、先代よりも低くなったルーフとエンジンフードなど、よりキリリと引き締まった、格好いいデザインに進化したのではないかと思います。

思えばプリウスは、自動車史に残るであろう凄い車です。1997年末に、「21世紀に間に合いました」とのキャッチフレーズと共に登場。カローラサルーンが150万円ほどだった当時に、プリウスの販売価格は215万円でしたが、それでもトヨタは赤字だ、といわれていました。補助金制度があった為に、始めは社用車として多く使われていた気がします。

当初はハイブリット車に対して、海外、特に欧州のカーメーカーの評価は冷たく、ベンツからは「EV車時代までのつなぎにすぎない」とコメントされていました。それが、今では欧州車にも次々とHVシステムが投入され、数社がトヨタ車との技術提携を結んでいます。

プリウス

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トヨタのHVシステムに対して、ホンダはIMAという、いわばアシストに徹する手軽なHVシステム、という路線を打ち出し、インサイトを発表しました。低燃費では劣るが、システムが安価、という戦略です。しかし、プリウスのHVシステムが、初代をベースに改良を重ねてきたのに対し、ホンダは数年前にIMAの開発を中止して、フルハイブリッドシステムを搭載した車を発表しています。

運もあったかもしれませんが、プリウスは時代のニーズにピタリと合い、堅実な技術でそれに答えて、順調に進化を続けて、4代目へのモデルチェンジを向かえました。販売開始が今から待ち遠しく感じる車です。