最近、車の自動運転技術が様々な話題となっています。高速道路の運転などで使用できる、
自動運転やそれに類似した機能はすでに一部のメーカーで実用化されていましたが、
テスラ社のモデルSのオートパイロット機能の搭載は大きな反響を呼び、様々なテスラの自動運転の動画が、
一部は横滑りや車線逸脱などの危なっかしいものを含めて、ネット上に投稿されています。

これを、車の完全自動運転科へのステップと前向きに受け止める動きもあれば、香港交通局の様に、
すぐに妨害無線でこの機能を封じ込めるなど、反自動運転派の動きもみられます。香港の場合は、
混み合って混乱が多い同市の道路上で使用されては危険、との判断が下った様です。

selfdriving_car

危なそうな自動運転の動画を見ていると心配になるのですが、テスラ社は、モデルSのオートパイロット機能について、
まだ“完全な自動運転機能ではない”と定義しています。現在のモデルSで自動運転走行中に事故が発生した場合、
その責任はテスラ側ではなく、運転者が負うことになります。私ならばとても怖くて、
ハンドルを話してカメラを回そうという気にはなれないです。ちなみにBMWのCEOは、
今回のテスラ社のオートパイロット機能の市場導入が「早すぎて危険だ」と、警告ともとれる発言をしています。

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テスラのやり方は、開発がほぼ完了したら市場に出して、ユーザーからの不具合情報を元にバッジを入れていくという、
シリコンバレー風の手法であって、自動車業界では危険で受け入れがたい、というのが発言の趣旨です。
BMWも当然自動運転システムを開発していますが、120%安全な状態になるまでは市場に出す予定はなさそうです。

シリコンバレーのあるカリフォルニア州では、早くも、自動運転機能による無人運転とそれによるビジネス展開を
目指すGoogleと、運転ができる人間の乗車の義務付けなどを含む、運用規制案を検討する州政府とが対立をみせています。
もちろんGoogleもシリコンバレーに本拠を置いており、そのご近所では、よくテスト中のハンドルの無い自動車が
走っているそうです。この規制問題は、やがては世界中の行政機関が直面する課題となるものですので、
どう決着するのか気になるところです。個人的には、システムのダウンや自然災害などの万が一のことを考えると、
やはり無人運転を完全に自由化してしまうのは危険な気がします。