現在ヨーロッパへ様々な国から多くの難民が来ている。
ドイツも難民を受け入れを積極的に行っている国の一つだが、
最近ドイツ各地で多発する難民収容所への放火や暴力事件が問題となっている。

数千人の難民が地中海でボートが転覆し溺死した事故はまだ記憶に新しい。
この事故はヨーロッパに”ボーダー政治”の議論を巻き起こすことになった。

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ドイツはヨーロッパの中でも現在最も難民を受けている国の一つだ。
今ドイツ国内で問題となっているのが難民収容所や施設への放火事件や暴力事件だ。
週ごとに新たな難民施設への攻撃のニュースが入ってくる。
ドイツのメディアはこの事件を受け、ドイツで高まる外国人への敵対あるいは排斥運動を危惧している。

2種類の難民が存在する

ドイツには現在大きく分けて戦争難民と経済難民の受け入れを並行して行っている。
戦争難民は具体的に言えば、現在内戦が起こっているシリアなど戦時下にある国から逃れた難民を指す。
経済難民は後進国や経済がまだ発達していない国からの難民を意味する。

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ドイツは現在この両方の難民を受け入れている。
社会適応や労働許可証交付など課題は山積みだ。
その傍らでドイツは現在ギリシャ問題にも取り組んでいるのだ。

台頭する極右・ネオナチシーンと受け入れ先の微妙な心境

ドイツのメディアは一連の難民施設への攻撃を極右あるいは
ネオナチ関連のグループが関わっていることを指摘する。
特にこれらの事件は都市部というよりかは、地方で起こる傾向が強い。

2014年以来ドイツ国内では反イスラムの動きが高まっている。
特に難民の多くはイスラム教の国から来ている人も多いために
この部分の摩擦を懸念する人も多い。
反イスラムのデモがよく開催されるドレスデンやその近郊でも
難民関連の事件はすでに起こっているようだ。

NeoNazi

しかし、難民収容所のある地域の人たちの中は複雑な心境にいるのも事実のようだ。
地元の声としては、「ある日突然数千人の難民が村にやってきた」
「数千人の難民が地中海で溺死した事故は本当に遺憾ですが、
こんな田舎に数千人の難民を急に受け入れると言っても、難しいのが現状です」
「言葉が通じないから困ったもんだ」

ヨーロッパ人の連帯とは裏腹に難民受け入れにおける陰の部分も目立つ。
北欧のスウェーデンやノルウェーなどすでに多くの難民を過去に受け入れてきた国では、
負の面が今社会的に問題になっている。
統計で難民の子供が犯罪に走るケースが多いことがすでに報告されている。
また、ドイツやイギリスでも当時難民として来ていたアラブ系やパキスタン系の人々が、
所謂クランやマフィアなどを組織し、それが人身売買や麻薬売買に関わっていることは大きな社会問題とされている。

”人間の寛容さ”と”現実”が交差しているのが今のヨーロッパの現状でないだろうか。

参照:
The Huffington Post
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