ドイツ・ベルリンが2024年の夏季五輪を招致するために動き出している。
このチャレンジは1990年のドイツ統一直後に五輪招致を逃して以来のものとなる。

昨年12月に市長を退いたベルリン前市長のヴォーヴェライト氏はベルリンこそオリンピックを
招致する可能性を高める都市だと自信を持って話す。
新市長のミヒャエル・ミュラー氏はヴォーヴェライト氏の意思を引き継ぐつもりだ。

現在招致の候補地として上がっているのは、ベルリンと北ドイツのハンブルクだ。
どちらの都市になるかは今年3月に決まる予定だ。
ドイツ・オリンピック委員会(DOSB)は仮に2024年の招致に失敗したとしても
2028年の招致立候補にも参加するつもりでいる。
ベルリン招致はドイツ再統一後の1993年、2000年五輪の招致でオーストラリアのシドニーに敗れている。

メディアの情報によれば、ハンブルクに五輪招致が決まった場合、
デンマークとの共同開催という可能性も上がっている。

Deutschland_五輪招致ドイツ

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招致を困難にしている市民の理解度

メディアや招致関係者の間でベルリンあるいはハンブルクへの五輪招致が騒がれている一方で、
市民の間ではネガティブな意見も聞こえてくるのが現状だ。

「今までの五輪ではいい思い出がない」

「新空港もまともに作ることのできない都市に五輪をどう招致できるのか!?」

「お金のあるミュンヘン市でも五輪招致は却下された。私たちが招致に賛成する理由はありません」

ベルリンが抱えている大きな問題の一つは新空港建設問題だ。
本来2012年に開港するはずだったベルリン・ブランデンブルグ国際空港だが、
未だに開港の目処が立っていない。
空港建設プロジェクトに深く関わった前市長のヴォーヴェライト氏の責任も問われており、
新市長のミュラー氏がこのプロジェクトをどうマネージメントできるかも今注目されている。

また、ミュンヘンでも昨年2022年度冬季五輪招致に関する市民投票が行われたが結果はノーだった。
財政面に関しては圧倒的に南ドイツの方が安定しているが、
市民にとって五輪招致はどうやら魅力的ではないようだ。
ちなみに2018年冬季オリンピックは韓国の平昌が開催地として選ばれている。

Munich_ミュンヘン

一方ベルリンでも財政面に関して五輪招致反対派からは市民の生活面の向上を先に行うべきなどの声が上がっている。
また、現在積極的に受け入れている難民のための宿舎建設など市の出費は多くなっているのが現状。
これに対して、ベルリン市は著名人を五輪のPRに起用するなど五輪招致をより多くの人に理解してもらうよう働きかけるつもりだ。

1936年のオリンピックはナチス・ドイツのプロパガンダとして利用され、
ドイツでは未だに第二次世界大戦時のテーマが重く、タブーとして残っている。
また、1972年のミュンヘンオリンピックではパレスチナのテロリストがイスラエル選手を誘拐し殺害するテロ事件も発生している。
事実としてドイツの五輪にはいい記憶がないのだ。
これに対してドイツ政府やドイツのメディアは過去の黒い記憶に対して新たに五輪招致することに意味があるなど伝えている。
まずは、ベルリンかハンブルクどちらの都市に決まるかを見守りたいところだ。。。

Israel_イスラエル

2024年夏季五輪の招致に向けてドイツ・ベルリンが動き出しているへの海外反応

客観的にドイツはもう一度オリンピックやってもいいんじゃないかな。

ベルリンには旧テンペルホーフ空港もあるし、色々な意味で可能性はいっぱいあると思うけどね。

オリンピックやる前に新空港も開港してくださいね!

 

参照:

FAZ
産経新聞