マケドニアとの国境に位置するギリシャ・イドメニの難民キャンプでは
柵の敷かれ閉ざされた国境を開けるようにとの抗議活動が激化し
緊迫した状況が続いている。

国境開放運動で自分で火をつけた男性が病院に搬送される

flüchtlingen zündet sich an
21日、シリア出身の若い男性2人が、同キャンプで抗議活動として
ガソリンを浴びて自らに火を付け一時騒然となった。
前日の夕方から100人近くの難民らがキャンプ近くの電車のホームに
集まりギリシャからマケドニアに向かう電車の運行を妨げていた。
その集団の中心に若い男性が立ち、瓶に入れていたガソリンを一気に
かぶり火をつけたという。
周りにいた難民らが毛布などを使って消火、救急車まで連れていかれ
病院に運ばれ、男性は軽いけがで済んだ。
この騒ぎが起きた夜には、多くの難民らが夕食を拒否、さらには食料配布
を受けようとする他の住民たちを妨害した。
このハンストに参加した難民は「ここからヨーロッパに向かい先に進めないの
であれば、みんなここで死ぬつもりだ」と話している。
ギリシャに来るにも多くが命を危険にさらしたやってきている。ヨーロッパにいけない
くらいであれば、体を張ってバルカンルートの国境を開くしかないのだ。

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強まる不安と不満

flüchtlingen protestieren gegen grenye schi
現在イラクや内戦の続くシリアから逃れてきた難民の約1万2千人がイドメニキャンプ
に集まっている。
食料不足や衛生環境の悪いこのキャンプには多くの小さな子供や妊婦までがいる。
この様な環境で出産する女性もいる。
IDOMENI Ein Flüchtlinge zundet sich an 2
生まれ多ばかりの子供の体をボトルに組んだ水で洗う夫婦

環境の悪いこと、情報不足とこれ以上先に進めない焦りと絶望感から、多くの難民の
間で不満があふれてきている。
ギリシャ国内にはより環境の良いキャンプや収容施設が用意されているが、
難民たちはいつ開くかもしれない国境のイドメニから離れることを拒否し、
国境を開放するよう要求している。
このような抗議活動には男性ばかりでなく女性や小さな子供までが参加している
これに対してギリシャ政府は21日、4月までにイドメニキャンプを撤去する予定と発表した。

ギリシャ・トルコ今後の難民対応

今月18日にはブリュッセルで行われたEUとトルコの首脳会議で、違法でギリシャに渡った
移民・難民は4月からトルコに送還され難民申請を受けられるものは、トルコで手続きを
済ませ、EU各国に安全に移民させる内容で合意した。

 


参考
DIE ZEIT
SPIEGEL
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