ドイツ・デュッセルドルフでのテロを計画していたイスラム国戦闘員が
逮捕された事件はドイツ中を震撼させることとなったが、
犯人が難民庇護申請として同国に入国していた事実にさらに驚かされた人は
多いはずだ。メルケル首相には説明が求められることだろう。

イスラムテロリストが逮捕される

4人のシリア人テロリストはデュッセルドルを血の海にしようと計画していた。
この計画は直接シリアのイスラム国から受けたものだとされている。
2014年からこの容疑者らはイスラム国のために戦ってきたようだ。

容疑者らが立てていた計画では、主にデュッセルドルの旧市街が
標的となっており、大通りであるハインリッヒ・ハイネ・アレー
(Heinrich-Heine-Allee)で自爆テロ、その後銃器で通行人射撃
というものだった。

現地メディアによれば、今回の事件で逮捕されたブランデンブルグの
難民収容所に住んでいたハムザ・C(Hamza C)容疑者が主犯格と見られている。
逮捕された日の1日前まで施設に同容疑者の姿は見えなかったようだ。
水曜日に突然現れ、これまで受け取っていなかた難民への支給金を受け取ったが、
その次の日の朝特殊部隊により逮捕された。

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ドイツの難民・移民コントロールの欠陥

恐るべき事実として、ドイツの外国人局はこれまで同容疑者を
国籍なしの難民として認定していたことだ。
一部管轄局ではおそらくパレスチナ人ではないかと推測されていた。
同容疑者は昨年の夏にブランデンブルグ州に来ていた。

今回の事件を受けてブランデンブルグ州の内務省は「今回の件で
どれだけイスラム主義テロリストによる脅威が高いがわかりました。
ドイツはいつテロが起こってもおかしくない状況にいますと」述べた。

2015年初頭にもブランデンブルグのポツダムの難民収容施設にいた
ダゲスタン共和国出身のテロリストが逮捕された。
また、今年の3月にはポツダム・ミッテルマルクでテロ容疑で逮捕されていた。
この男は2015年までシリアのイスラム国の戦闘に参加していたようだ。

興味深いのは、ほとんどのテロリストがまさに2015年の夏、つまり、
激しい難民流入が始まったタイミングにヨーロッパに渡ってきているということだ。
今でも難民が殺到するブダペスト中央駅の映像を覚えている人は多いだろう。
つまり、あの行列の中にテロリストが交ざっていたということになる。

今となってはギリシャ経由でEUに入ることは難しくなったものの、
昨年は比較的容易だったとされる。
国境で検問をする警官たちにとっても、難民一人一人を厳しくチェックし、
本当の国籍まで確認することはほぼ不可能だと知られている。
容易に国境を開けたメルケル首相への責任追及は避けられないだろう。