イスラム国過激派によって日本人2名が拘束され、そのうち一人が殺害されたとする事件で世間は騒がしいが、
2013年1月16日にアルジェリアで起こった日本企業・日揮のスタッフが人質事件も忘れられてはいけない。

事件の経緯としては、アルカイダ系の武装勢力であるイスラム聖戦士血盟団が、
アルジェリア東部に位置しリビアの国境から約60kmほど西にあるイナメナスから
西南方向に約40kmの位置にある天然ガス精製プラントを襲撃しはじめた。
襲撃された場所は、アルジェリアの企業、イギリスやノルウェーの企業によって運営される合弁企業であった。
日本企業の日揮もここに参加していた。

この襲撃でアルジェリア人150人と41人の外国人が人質として拘束された。
このうち日本人は10人いた。
犯行グループはフランス軍によるセルヴァル作戦の停める事、
政府に逮捕されたイスラム過激派メンバーの釈放などを要求していた。
その後アルジェリア人の人質の一部は解放された。
21日にはアルジェリア軍の特殊部隊が現場に突入し制圧し作戦は終了したが、
この戦闘で少なくとも23人の人質と29人の武装勢力が死亡したと伝えられていた。
このうち日本人の人質10名全員の死亡が確認されている。
この事件は2002年から続いているイスラム過激派によるマグリブ反乱の一部と言われている。

Algeria_アルジェリア

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犠牲になった日本人全てが日揮関係の幹部・協力会社・派遣社員であり、
日揮は1969年からアルジェリアでプラント建設を行っていて、
アルジェリアでは数々の案件を成功させてきた。

この事件が起こった当時にはすでに安倍晋三氏が総理となっていた。
最初の段階で日本政府は日揮の要請を受け被害者遺族のプライバシー保護を理由に実名公表を拒否していたが、
朝日新聞による一部被害者の実名報道によりマスコミ各社が追って報道し、
被害者氏名などの情報公表を要求する中でも拒否し続けていたものの、
アメリカ政府が被害者名簿を公表したことから1月25日に
生存者と死亡者が帰国した後に政府の責任として死亡者のみの公表を行った。

参照:
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