EUトルコ首脳会議 最終合意

EU GIPFEL IN BRUSSEL
18日にブリュッセルで行われたEUとトルコの首脳会議でトルコからギリシャに密航
する難民・移民をトルコに送り返すことなど新たな対策が合意された。
3月20日以降にギリシャに不法入国し同国で難民申請手続きをしない難民は、
全てトルコに送り返される。
この送還システムがは始まるのは、来月、4月4日からとなる。
この際、送還された移民の中にシリア人難民がいた場合にはトルコで難民の申請
手続きを行い、ギリシャからトルコに送り返された難民1人に対し、既にトルコに住ん
でいるシリア難民を1人合法的にEUに直接移住させる事となった。
まずは1万8千人が対象となりEU加盟国の受け入れは7万2千人を上限としている。

これに対してEUはトルコにおよそ3700億円を支払い、さらに同額を追加支援。
予定では、6月末以降からトルコ国籍のものがEUに入る際に必要だったビザが免除
される方針で、トルコのEU加盟が一歩近付いた。
トルコは2005年EU加盟交渉を開始してる。

移民をトルコへ強制送還することに対して、人権団体などは「決死の覚悟で逃れてくる
難民たちに対して門戸を閉ざすものだ」と強く非難しているが、
毎年多くの移民難民が密航者を通じて海を渡ってくる、この危険な航海
で子供を含め多くの人々がなくなっていることから、EU側は、危険な密航を防ぎ安全な
方法でEUに移民させる道を作るとの考えだ。

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ギリシャ難民問題の現状

今回の合意にも関わらず、多くの難民がいまだヨーロッパを目指し、バルカンルート以外
の道を使って人が殺到するのではと懸念されている。
ギリシャは1万人以上が劣悪な環境での生活を強いられているイドメニキャンプを撤去し、
他の場所や施設に移動するよう呼び掛けているが、何があってもマケドニアそして
目的のヨーロッパ各国に辿り着くためこの国境の前から動かないと、反論する難民が多い。

Idomeni flüchtling camp
ギリシャとマケドニアの国境に位置する同キャンプでは、先月29、国境を開けろと
、難民たちが国境の柵を破壊し国境突破を試み警察と衝突した。
更には、マケドニアへ大勢で国境突破しようというフライヤーが出回り今月14日に
1000人を超える難民が一斉にマケドニア国境を目指し越境した。

ヨーロッパ諸国に通じるバルカンルートが閉ざされたことから、現在
イドメニだけで1万500人、ギリシャ全体には4万6200人の難民が滞留している。

参考
SPIEGEL
Die zeit