今年すでに10万人以上の難民が地中海を渡ってヨーロッパに
到着していると言われる。オーストリアを始めとしたEU加盟国並びに、
非EU国のマケドニアなどが、国境コントロールを厳しくし、
年間の受け入れ難民数を大幅に削減する中、
ドイツは、強制送還となった難民の送り返しに必死になっている。

難民再受け入れ拒否国

これまでに少なくとも17国がその国の強制送還となった難民の
受け入れを拒否している。これを受け、ドイツは異例の事態として、
外務大臣のフランク=ヴァルター・シュタインマイアー氏、内務大臣の
トーマス・デメジエール氏は、共同でその自国民再受け入れに
反対する17ヶ国に陳情書送り、強制送還となった自国民を即刻受け入れることを要求した。

該当する国は、アフリカでは、エジプト、アルジェリア、モロッコ、マリ、
エチオピア、チュニジア、ナイジェリア、ギニア、ガーナ、ニジェール、
ベナン、ブルキナファソ、ギニアビサウ、アジアでは、バングラデシュ、
パキスタン、インド、レバノンだ。

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自身の難民庇護申請が却下されないために、本当の国籍を名乗らずに、
シリアやイラクなどの戦争国を名乗るものが多いのが現状で、
ヨーロッパに来るたいていの難民は、パスポートなどの身分証明書を
持っておらず、ヨーロッパ各国当局がコントロールするのが非常に
難しい状況となっている。特に2015年はドイツでも強制送還された難民の
数はとりわけ低く、約2万人が送還されたが、未だに強制送還となった
20万以上がドイツ国内に残っているとされる。さらには、
強制送還されたはずの人間が、翌週にはまたドイツに
戻ってきているケースも確認されている。

偽難民侵略

ベルギーも昨日フランスへの国境警備を強化することを発表するなど、
他ヨーロッパ諸国が次々に難民流入数減少に取り組もうとしている中、
ドイツだけが取り残され、難民強制送還に躍起となり、新たな難民が入ってくるや
否や、難民収容施設が放火されるなど、悪循環に陥っている。
これまで寛容に難民を受け入れてきたスウェーデンもすでに国境のコントロールを
強化し始めている。つまり、他の国で受け入れ拒否された難民は全てドイツに
入ってくる状況となっている。これら一連の出来事が3月のドイツ3州での
選挙にどのような影響を与えるのだろうか?

参照:
Welt
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