金曜日にパリで起こったスーパー人質事件での警察の突入により
射殺されたアメディ・クリバリ容疑者(Amedy Coulibaly)だが
ドイツのフランクフルターアルゲマイネ紙によればアメディ・クリバリ容疑者は5年半前にメディアに登場していたようだ。
今回の事件では、同時刻に別の人質事件・出版社シャルリーエブド襲撃の
シェリフ・クアシ容疑者も数年前にテレビ番組に出演していたことが明らかになっている。

Amedy Coulibaly_アメディ・クリバリ

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アメディ・クリバリ容疑者(Amedy Coulibaly)は木曜日の警察官殺害関与疑い、
金曜日の人質事件の犯人だ。警察突入時に射殺された。
各メディアが報道するようにクアシ兄弟との関係性や各テロ組織との関係があったことも伝えられている。

また、5年半前に元フランス大統領のサルコジ氏と握手していたことが明らかになった。
その元大統領と会ったというのは2009年7月のある日。
この日にサルコジ氏は労働市場政策についてディスカッションするために
10人の若いフランス人をエリゼ宮殿(Élysée-Palast)に招いた。
その中の1人は当時コカコーラで職業訓練をしていたアメディ・クリバリ容疑者であった。
フランスのLe Parisienの報道によれば、当時アメディ・クリバリ容疑者は
そのサルコジ氏との会談から感銘を受けたと話していたそうだ。

しかし、それから5年半後にアメディ・クリバリ容疑者は全く違う形でメディアに登場することになった。
シャルリーエブド襲撃2日後にクアシ兄弟がフランス北東部のある印刷会社に籠城している時に
クリバリ容疑者はユダヤ系のスーパーマーケットへ押し入り、複数の人質をとった。
金曜日午後3時頃にクリバリ容疑者はフランスのテレビ局のBFMTVに電話をしインタビューを行った。

インタビューではクリバリ容疑者はフランスがイスラム国を攻撃したことによって犯行を行ったと話している。
リポーターのこの犯行のための指示を受けたのかという問いには「そうだ」と答えている。
また、クリバリ容疑者は自信をクアシ兄弟の共犯だと名乗っていた。
「私たちはこの作戦のために話し合いを行ってきた。彼はシャルリーエブドで俺は警察」

実際にクリバリ容疑者は窃盗、強盗、麻薬密売の容疑で数年間刑務所に入っていたこともあった。
また、イスラム過激派との繋がりも2010年当時すでに出ていた。
この時にある拘束されているイスラム主義者を釈放させるための計画にも参加していたようだ。
一度逮捕された時には240のカラシニコフの銃弾が発見された。
2013年には禁固5年を言い渡されていたが、2014年に未決勾留されている間に再び釈放されていた。
この期間にクアシ兄弟とも知り合ったと見られている。

金曜日のテレビ局とのインタビューではまた「軍隊がイスラム国から撤退するべきだ。
イスラムと戦っている全ての地域からだ」とも話している。
リポーターの別質問で何人スーパーマーケットにいるのかに対しては4人の死者、
子供を合わせて17人の人質がいることを明らかにしていた。

この電話インタビューの最後の方ではクリバリ容疑者は少し不注意であった。
なぜならクリバリ容疑者はこの通話を完全に終わらしておらず、
警察はこのことからスーパーの中で起こっていることを確認することができたからだ。
夕方5時過ぎに警察の突入が開始された。

しかし、人質にカモフラージュして逃げたという妻のアヤ・ブメディン容疑者は未だに逃走中だ。

 

参照:

FAZ
Le Parisien