トルコ軍がシリアとの国境付近でロシア空軍の軍用機を撃墜したとのニュースが報道されました。
第一報を聞いて、犠牲者、関係者の方達には失礼ですが、「また面倒くさいことをしてくれたな」と、
ため息が出る思いでしたが、もしかしたら各国要人も同じ様な心持ちでいるのかもしれません。

伝えられているところによれば、トルコ側は領空侵犯したロシア空軍機に何度も警告を行ったが、
退去しなかった為に撃墜したと発表しています。一方のロシア側は、領空侵犯はなかったとして、トルコの行動を非難しています。

Russian Jet

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元々、イスラム国に対する攻撃を行う、という点でかろうじて同調しているものの、
ソ連時代から親密なアサド政権を支持していて、政権に敵対するテロ組織を攻撃するという立場をとるロシアと、
反アサド政権のNATO軍では、シリアへの軍事介入に関する思惑が大きくずれていました。
そしてそのNATOの中でも、トルコはアサド政権支持派のイランやクルド人の勢力にダメージを与えることに
強く興味をもっていて、各国の足並みは本当にバラバラだったのです。
それが、イスラム国に対する空爆という行動を共に行い、かろうじて共闘できている様に見えていたところに、
こんな事件が起きてしまい、イスラム国を包囲する国々のバラバラさを改めて強調する結果になりました。
とにかくイスラム国打倒という目的を果たして欲しいと願う立場からみると、やはりトルコは面倒なことをしてくれました。

問題解決への助けにはほとんどならないでしょうが、領空侵犯があったのか、なかったのか、
戦闘機はどちらの国のどこで墜落したのか、その事実は正確に確認、報道して欲しいところです。

ところで、領空侵犯されつ度に相手を攻撃していたら(専守防衛なので、実際にはできませんが)、自衛隊は大忙しです。
トルコ軍、今回は不気味なほど強気にでました。イスラム国の弱体化は急務だと考えますので、
今回の事件に限っては、なんとか穏便におさまることを祈ります。