フランスでの陰惨なテロ事件から数日が経ちましたが、少なくとも私の周囲では、
多くの人がこの事件を話題に取り上げています。
多くは、「ヨーロッパ行くの怖いね」、「なんかアメリカも狙われてたんでしょう?」
「日本は大丈夫かなぁ」といった、不安を感じながらも、ちょっと対岸の火事的な会話が多いとも感じます。

パリで直接テロの被害に遭ってしまった方達やその家族にとっては、非常な苦しみが与えられた事件でした。
フランス国民にとっても、衝撃的で屈辱的、そして罪のない同胞が犠牲になった悲しい事件だったことでしょう。
街は厳戒態勢を取り、商店も閉まり、例えば観光収入だけを取り上げても経済的ダメージも少なくないと思います。
ヨーロッパ諸国、アメリカを始めとするその他の国々にとっても、
自国の安全を保障する為に新たな取り組みが必要であることを思い知らされた、突然の大事件でした。
経済的にも悪影響がありました。、フランス、ドイツの株価はあまり冴えを見せず、エアラインや旅行業界の株価も低迷しています。

IS

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ただ、それらは一過性のものなのではないかと考えられます。
過去にも、エジプトのアブシンデル神殿やバリ島でも酷いテロ事件がありましたが、時間と共に観光業は復活しています。

それでは、イスラム国は何か得をしたのでしょうか。
世界中に衝撃を与える、イスラム国に敵対することに対する恐怖感を与える、フランスに精神的、
経済的ダメージを与える、今回のテロの目的はそんなところでしょうか。
しかしながら、テロ直後のG20では、テロと戦うという特別声明を出し、団結を確かめあいました。
これまで、シリア内線への立場で対立していた米国とロシアも、プーチン氏いわく、「少なくとも建設的」な対談を実現させました。
そしてフランスは、報復措置としてのイスラム国への空爆に踏み切っています。
イスラム国は、このテロによって、かえって自分の首を絞めてはいないでしょうか。

これだけ多くの犠牲を出しながら、一体か得をした人はいるのでしょうか?
いないのではないでしょうか。そう考えると、ますます憂鬱に感じます。
今回のイスラム国のテロの後に、一体何が残ったのでしょうか?言いかえれば、誰か得をした人はいるのでしょうか?