フランスでのテロ事件の詳細が、時間が経つにつれて徐々に明らかになってきましたが、
その衝撃はなかなか私達の心から薄まらないのではないでしょうか。あのパリの、普段通りの夕方に、
突然普通の市民が襲われて、理由も分らないままに約130人ほどもの大切な命が失われました。
後日、イスラム国から犯行声明が出されましたが、多くの国の人々は、
犠牲者への哀悼とテロ実行犯及びその背後の組織への強い怒りを、皆同じ様に感じているのではないかと思います。
今回の犯行は、占領地域の周辺でなかなか優位に立てないイスラム国が、
新たな戦術段階に入ったとも言われています。今回の事件は、ヨーロッパの大国の首都に武器を持ちこんで、
甚大な被害を与える攻撃を行うだけの組織力が既に確立していることも示していて、
今後はイスラム国から、いわば勝手に“敵対国”と決められた国では、同様の事件が起きるかもしれない、
という恐怖感を煽る効果は十分にあります。

Terror

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テロとちょっと似た言葉に、ゲリラというものがあります。
ゲリラ戦法自体は古来から行われていましたが、ゲリラという言葉は、19世紀初頭のスペイン独立戦争で、
ナポレオン軍に立ち向かったスペイン軍とスペイン民衆の戦法が語源になっています。
ゲリラ戦とは、軍隊の規模や装備で劣勢の側が、優勢な相手に対して、奇襲やかく乱なども含めた小規模な戦闘を何度も行い、敵側を消耗させる戦法のことです。

テロ行為も、基本的には正規軍の軍事力が劣勢、あるいは正規軍をもたない集団がとる戦闘行為のことです。
しかしながら、ゲリラとテロには大きな違いがあります。ゲリラは、あくまでも軍体、ある目的の為に、
敵の軍隊を攻撃て、自分達も攻撃される覚悟があってそこにいる集団、をターゲットにしたものです。
テロは、政治家など特定の人物を狙うこともありますが、ターゲットは軍隊、軍人ではなく、基本的には非武装の人間です。
これこそが、テロ行為が卑劣で許せない行為である最大の理由です。
イスラム国のテロ行為に対して、日本も含めた常識のある国際社会は、
実際的な措置を可及的速やかに取ってほしいと強く思うのです。