現在中国・北京を訪問しているドイツの連邦大統領のヨアヒム・
ガウク氏が滞在しているホテル・ハイアットの18階から出火し、
滞在客は全員避難させられた。
ガウク氏はなんと16階に滞在している。

ガオク氏滞在中北京ホテル火災

換気扇によって、煙はホテル中に広がり、館内放送で、
ロビーに走るように伝えられ、ロビーには、消防士が至る所にいる。
本来であれば、火災報知器が鳴っていたものの、換気扇で煙が全階に
広がったことで、うまく作動しなかったようだ。

さらには、元イギリス首相のトニー・ブレア氏もホテルに滞在しており、
他の滞在客と同様に外に避難しなければいけなくなったようだ。

ドイツの大統領

ヨアヒム・ガウク氏は第11代連邦大統領で、2012年から大統領として
在任している。ドイツ福音主義教会牧師でもある。
来年2017年で任期が一度終了するが、メルケル首相は政界からは
続投を示唆する意見が多い。

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現在ドイツの大統領の権限は、中立的権限におさめられている。
これは、ワイマール共和国下で当時のヒンデンブルク大統領が
内閣を次々に入れ替え、これがきっかけで政情が不安定になり、
最終的にナチスが権力を掌握するに至ってしまったことへの反省が反映されている。
ドイツの大統領はいわば国のシンボルと言えるのではないだろうか。

前大統領ヴルフ氏が壊したドイツ大統領のイメージ

ガウク氏の前は、クリスティアン・ヴルフ氏が大統領を務めていたが、
ニーダーザクセン州首相時に自宅購入資金のために、友人から低金利で
50万ユーロの融資を受けていた上に、この件について報道しようとした
新聞社の編集長に記事を報道しないようにと電話をしたことが明らかになり、
世間の批判を浴び、2012年に最終的に辞任した。

ガウク氏は当時政党の同盟90に属していたものの、
同盟90が緑の党と手を結んだ際には、距離をおき、
大統領に就任した際には、無所属として立候補していた。
ドイツの大統領には、政治とは距離を置いている人が
ひょっとしたら向いているのかもしれない。

また、ガウク氏の私生活は、ドイツらしいリベラルなものだ。
妻のゲルヒルト・ガウクさんとは別居状態にあるが、離婚はせず、
元政治記者のダニエラ・シャットさんと交際を続けている。
さらには、ダニエラ・シャットさんは大統領夫人としてガウク氏と
共にベルリンで生活している。

ガウク氏滞在中の北京ホテル現場映像

参照:
Focus
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