今年の8月後半からものすごい勢いでヨーロッパの難民危機に関しての報道がされている。
先日13日の金曜日に起こったフランス首都パリでの同時多発テロの容疑者の一人が
難民として再びヨーロッパに渡ってきたことは、ヨーロッパの難民政治に対して
新たな疑問を投げかけることになった。

難民を前向きに受け入れる事と、難民受け入れに対して消極的な動き、
あるいは外国人排斥に至る動きなど、根本的に一体何がこの難民問題及び取り巻く問題を作り出したのか?
それはアメリカを始めとする西側諸国が作り出した事なのだ。

Merkel

・全てはアラブの春に始まる

2010年から2012年にかけて起こったいわゆるアラブの春だが、
この民主化を加速化させたのはアメリカと言われている。
この波は最終的に独裁政治を行っているシリアのアサド政権打倒を掲げるシリアの反政府軍まで届いた。
しかし、アサド政権は簡単ではなかった。アサド政権を倒すべく、西側は反政府軍への武器の提供などを行った。
一部筋の情報では、アサド政権が使用したサリンは西側が提供したと言われている。
つまり、この西側と独裁者との戦いで難民が発生したのである。
決して、アサドだけが悪いと言える事ではないのだ。

ClaudiaRoth

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・ドイツ人を悩ますホロコーストの罪・人権主義をかざす国賊

アメリカが日本の広島、長崎に原爆を落とし、ベトナムで枯れ葉剤を撒き、
大量の罪のない人々を殺害し、正義という名のアフガニスタン、イラクでの軍事作戦での
罪のない民間の人への「誤爆」が許される中、ホロコーストは未だにドイツを追い続ける。

この事はドイツ人がパブリックの中で自由な意見を発言する事を邪魔する役割も果たしている。
今ドイツでは、少しでも難民や外国人の悪口を言おうものなら「ナチス」のレッテルが貼られる。
ドイツのメディアの現在のスタンダードは「難民ウェルカム」であり、
「国境のコントロールの強化を!」、「難民受け入れの前に失業者への対策を!」なんて言おうものなら
即座にナチス、右翼扱いされる。

ドイツの思想スタンダードはあくまでリベラルであり、人権主義であるべきということなのだ。
こういったスタンダードを作り出し、主張し続けるのはドイツの同盟90/緑の党(Grüne Partei)だ。
同盟90/緑ののドイツ連邦議会の副議長を務めるクラウディア・ロート氏は
「全ての難民が受け入れられなければいけない」とテレビ番組で話し、
難民を全面的に受け入れる姿勢を表明し、党代表候補者の一人であるカトリン・ゲーリング=エッカルト氏は
「ドイツ国民は難民を自宅に受けれいるべきだ」と独メディアに話している。
Katrin Göring-Eckardt

・ドイツではびこる流行「見せかけリベラリスト」

本当に国を追われている戦争難民を然るべき方法で受け入れる対策が取られていないまま進むドイツの難民政治の中で、
上記のような発言を非常に安直であり、国民に対して非常に無責任な発言と解釈できるであろう。
彼らは政治家であり、人権主義活動家ではないのだ。
今回のパリのテロで容疑者1名が偽装のパスポートでヨーロッパに難民として再入国し、
同一のパスポートを持った人間が6名、パリから離れたセルビアで確認されている。
安易なことを発言する前に、どのような人間が難民と混ざって入国し、
どのような脅威をもたらすのかなど、自国民をまずは守る対策も国民に示すべきなのでは?
そして、戦争難民と経済難民の違いをまず国民に説明するべきなのでは?
難民からお金を取り、ヨーロッパへ連れていく違法ブローカーに対する対策は行わないのか?

人権主義をかざし、現実から目を逸らさせる「見せかけリベラリスト」が今のドイツをダメにしているのではないか!?
ドイツ以外のEU諸国では、現在ドイツやEUの難民に対する姿勢を批判し、いわゆる大衆主義的政党が力を増している。
ポーランドでは先日政権交代が行われ、新与党は反難民主義を表明し、オーストリアやフランス、オランダにおいても極右の党が力をつけている。
ドイツが大衆主義的政党や極右を批判したいのなら国民に不安感をもたらした与党あるいは緑の党はまずは、
現実的な難民対策を行うべきなのでは?現に難民による強盗やすり、強姦事件が起こり、更に国民の不安を煽っている。
今後のメルケル首相の対応に期待したい。

参照:
FAZ
PI
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