独ベルリン・ノイケルンの雑貨屋で連日起こる万引き被害からオーナーが
店の入り口に「ロマはお断り」と書いた紙を貼ったことが今物議を醸している。
このオーナーのアクションに独緑の党は怒り爆発。レイシズムだと痛烈批判を行う。

シンティ・ロマ人が立ち入り禁止にされる

ベルリン・ノイケルンは特に移民が多く住むエリアで、
地下鉄構内を歩くと、ドイツ語や英語だけではなく、トルコ語、アラビア語、
東欧言語、ベトナム語などが聞こえてくる、いわゆるマルチカルチュラルなエリアだ。
ノイケルンにあるその雑貨屋は、日々いわゆるシンティ・ロマ人による万引き被害に
悩んでいた。警察に通報しても何の解決にもならなかったようだ。

その中オーナーの女性は、シンティ・ロマ人立ち入り禁止の札を店に貼り、
ジプシーの立ち入りを防ぎ、問題を解決しようとしたが、
この対応が「レイシズム」だとドイツの緑の党を始め、
左翼活動家から大きな批判を集めることになった。
加えて、警察もこの女性オーナーに対して、民衆扇動罪で捜査を始めたようだ。

シンティ・ロマ人による万引き、スリ、物乞いは近年ドイツでは大きな問題になっている。
今回の雑貨屋での万引きの手口は、妊婦のフリをしたロマが来店し、
その大きなお腹に商品を詰めていくというもの。
その他は、観光地などでアンケート用紙を持って近づき、気を逸らしている間に、
財布や携帯電話を抜き取るという手口だ。

また、2007年にシンティ・ロマ人が多く住むルーマニアとブルガリアがEUに
加盟したことにより、多くのシンティ・ロマ人がドイツにやって来た。
また、バルカン半島にも多く住むシンティ・ロマ人は、昨年の難民流入以来
どさくさに紛れてドイツにやって来ている。
バルカン半島諸国が安全国として認定されて以来、自動的に強制送還の
手続きが進んではいるものの、送還を拒否するシンティ・ロマ人が続出。
多くのシンティ・ロマ人が消えていることも大きな問題になっている。

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ドイツ・ベルリンの反応

ノイケルンの店がロマの入店を禁止に



シンティ・ロマ人への差別はその店だけの問題ではない。
いたるところに彼らへの憎悪がある

お店の家賃を払えなくなるほど被害は大きかった

リスペクト!ノイケルンのオーナーがロマを店に入れたくないとのこと

今年危険ドラッグ・クリスタルメス所持・使用で逮捕され、先日政界に復帰した
ドイツ・緑の党のフォルカー・ベック氏も今回の件で言及。
今回の件でドイツの反差別窓口にも手紙を書いたとしている。