日本相撲協会の北の湖理事長が急死されて、週末はこのもと大横綱の現役時代の話などが盛んに報道されました。
私自身は、北の湖が活躍していた時代とは少し年代がずれていますので
(子供時代は、相撲場所の取り組みは毎日“寄り切って千代の富士”で終わっていました)、“憎らしいほど強かった”など、
始めて聞く話が大半でして、日本の国技でもある相撲会の組織上のトップについてあまりに知識がなかったことに恥じ入る思いでした。

kitanoumi

Sponsored Link


相撲は、法令で定められているものではありませんが、日本の国技です。
そして、国技としては奇妙な点がありまして、その1つが競技人口の少なさです。
多くの国では、国民が広く愛好してプレイするスポーツが国技になっているのですが、
日本では、例えば小・中学校や市町村に相撲部やクラブがあった、という経験を持つ人の方が少ないのではないでしょうか。
といって、人々の関心や人気がない訳でもなく、横綱や強豪力士については私たちも知っていると思います。
でも、サッカー場や野球場に行く感覚で、本場所を見に国技館に通う、なんてファンはそれほど周囲には見かけません。どうにも奇妙な位置づけです。

Sumo

ところで、世界各国の国技にはなかなか面白いです。タイのムエタイ、オーストリアのアルペンスキーなど、
珍しくてもなるほどと思うものもあれば、ハンガリーの水球、スイスの小銃射撃など、なぜ!?と思わせる競技もあります。
(スイスは国民皆兵制の国ではありますが)。ちなみにモンゴルの国技はブフ、いわゆるモンゴル相撲です。
20世紀末ごろから、リーグ制などの商業化の動きが早まっているそうです。
話を相撲に戻します。スポーツ選手として活躍した人が、例えば相撲部屋の親方として、
あるいはプロ野球やサッカーの監督として指導職に就くのは当然だと思います。
自分のそれまでの経験を活かせるからです。ただ、スポーツ協会や連盟の理事や理事長職に関してはどうなのでしょうか。

北の湖理事長時代も、相撲会に様々なスキャンダルや問題がありましたが、
スポーツ選手はそういった問題に対処する為に訓練されたプロではありません。
もちろん、人脈や関係者、慣例などを熟知しているという点からも、
各スポーツ界で活躍した選手の理事への参加は必須だと思うのですが、
元選手だけで固めてしまう閉鎖的な状態は理想的とは思えませんし、理事の方々の負担も重くなると思います。
過去の問題から、相撲協会は改善された様ですが、各種スポーツの世界でも体制の見直しをご提案したいと思うのです。