アメリカの施設での銃乱射事件を、FBIがテロ事件として捜査していると発表しました。
イギリスの地下鉄、チューブでも、単独犯ながらテロ事件ともられる殺傷事件が起こりました。
少し前には、トルコでパイプ爆弾の爆発事件があり、こちらもテロ事件ではないかといわれています。
アフリカのチャドでも自殺テロがおこり、イスラム国ではありませんが、イスラム過激派が関わっていると報道されています。

パリでのショッキングな同時テロ事件以来、それに呼応した動きなのか、
世界中から相次いで物騒なニュースが入ってきます。あまり騒ぎたててしまうのも、
それもテロ行動の目的の1つだと考えると、少し腹立たしくもあるのですが、
世界中がある種の緊張状態の中にあるかの様に感じられます。話の次元は変わりますが、
観光業界では、この状態でこの冬休みの海外旅行の売れ行きなどはどうなっているのでしょうか。
予約していた旅行をキャンセルした人などもいるかもしれません。世界中の多くの地域があまり“安全”に感じられない気がします。
北欧、ハワイ、グアム、オセアニアあたりであれば、それほど緊張感はないでしょうか。

Terror

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さて多くの国が“テロとの戦い”を表明して、なぜか今回は統一感には欠けるのですが、
イスラム国が占領している地域への空爆を実施しています。ただ、国家間との戦争と異なり、
相手は国際社会が国とは認めていない、いわばテロ軍団です。戦争と異なり、
一体どの様な状態になったら“テロとの戦い”が勝利で終わるのか、明確に目標が定まっていない気がします。
イスラム国とよばれる組織の弱体化でしょうか?解散でしょうか?

アメリカの911のテロ事件の場合には、ビン・ラディンという、敵側を代表、象徴する存在がいました。
ビン・ラディンは最後には米国の攻撃によって殺害され、一応のけじめはつけられています。
対イスラム国との戦いがどの様に推移して、どう決着するのか、冷静に推移を見ていく必要があると思います。
ビン・ラディンが死亡した際に、CNNがアメリカ国民の声を取材していました。神の裁きが下った、と喜ぶ人もいれば、
遺骸が公開されないことを不満と訴える人もいました。最も印象に残っているコメントは、ビン・ラディンが死んだと聞いて、
それでも失われた大切な人は戻ってこないと、悲しみを新たにした、というものでした。
この先、イスラム国との問題がどの様に推移しても、一連のイスラム国からみのテロの犠牲者とその近親者の痛みも、
同様に癒されることのないものなのだろうと思います。