深刻な大気汚染が続く中国で、カナダから輸出した“きれいな空気”入りのスプレー缶がまたたくまに完売したそうです。
完売といっても、まだ4500本ほどしか販売していませんので、数としてはそれほど驚く量ではないのですが。
きれいな空気を詰めて販売する、という発想にはどこか既視感がありまして、色々と思いを巡らせてみたところ、
おそらく20年以上昔にそんなジョークを見聞きしたことがある様です。

Air Can

今では当たり前の事ですが、初めて国産のミネラルウォーターが自販機やコンビニに登場した時には、
子供心に「え!?水をジュースと同じ金額で買うの?」とビックリしたことを覚えています。
その後、産地などによるミネラルウォーターのブランド化が嫌儲になった頃に、媒体は覚えていないのですが、
「将来は水だけでなくて、名産地の空気も売り出されるのではないか」との、ちょっと皮肉な冗談がありました。
風刺画だったかもしれません。当時は、量的な観念からもナンセンスに感じられ
(今ほど簡単に気体を圧縮して缶詰にできる時代ではありませんでしたので)
「絶対ないいでしょう、そんなこと」、と笑い流していたのですが、遂に現実になってしまいました。
しかも、当時は予想にもできなかった、中国にて。

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もちろん、既にお土産や登山用に空気や酸素を売るビジネスは存在していましたが、
深刻に空気が汚染された地域で名産地の空気を売る商売を知ったのはこれが初めてです。
150回ほど空気が吸える量で、価格は約1800円とのこと。空気缶も高性能の空気洗浄機も、
結局は裕福な家庭が購入するのだろうな、と考えてみたり、もしかしたら子供や乳児の為に真剣に悩んで買った人も
いるのかもしれない、と想像したりと、様々に心乱されるニュースでした。でも、4500本で終わりにはならないでしょう、
このビジネスこれからどこまで拡大するのでしょうか。