あの「ふなずし」を東南アジア向けに高級食品として売り出そうという試みが、
主な生産地である滋賀県を中心として行われているそうです。ふなずし、かなり独特の臭いがありますので、
確かに苦手という日本人も多いのかもしれません。マレーシアやタイでの商談会では、
現地でのふなずしの味はなかなかの好評だったそうで、県は今後、マレーシアやタイからゲストを招いて、
すなずし作りの見学や試食を行う計画も立てているそうです。ふなずしは、現在の鮨の先祖ともいえる、
肴を穀物ごと発酵させたなれずしの仲間で、なれずしのルーツは中国や東南アジアですから、
主催者が驚くほど現地で好感触を得たのも不思議ではないのかもしれません。

Funazushi

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が、それで本当に良いのでしょうか。国内でふなずしがそれほど売れないのは、
確かに臭いにおいが原因で食べられない人もいるのかもしれませんが、
それ以前にふなずしの価格が高すぎるからではないでしょうか? 私だったら、もっと値段がリーズナブルになるのであれば、
喜んで買って食べます。ふなずしの値段の高騰は、ふなずしに使用するニゴロブナの急激な減少です。
ニゴロブナが減少してしまった原因は、干拓、水門の建設、ブラックバスなどの外来魚の捕食、、、
すべて日本人が行ってきたことの結果です。日本の庶民には手が出せなくなってしまったふなずしを、
東南アジアにプレミア食として売るのも良いですが、それは日本の食文化を守ることにはほとんど貢献しないのではないでしょうか。
生産車にとっては、販路の開拓は重要な問題ということはよくわかるのですが、
県はもっと根本的な解決、ニゴロブナを救う活動にも力を入れてほしいと思いました。